かーやん☆ブログ

稀代のポンコツDJ

泥棒成金

BSプレミアムでアルフレッド・ヒッチコック監督の『泥棒成金』を。

テクニカラー綺麗だなーとか
やっぱアメリカで南仏を舞台にした映画とかやったら当時は珍しかっただろうから みんな『兼高かおる 世界の旅』を見るような気持ちで観ていたのかなーとか(笑)
当時はナイトシーンを撮るのが難しかったから照明やフィルターで緑色を記号として使っていたんだなーとか
この頃のグレース・ケリーは最高やなとか
この後しばらくして この映画の舞台のモナコの王妃になって交通事故で死んじゃうんだよなーとか
あの花火のシーンって明らかにセックス(射精)のメタファーだよなーとか
そういえばスコセッシの『ケープ・フィアー』にもこの花火のシーンのオマージュがあったよなーとか

そんな事ばっか考えながら観てたwwww

しかし驚くべきは 1955年の映画だぜ、コレ!!(ちなみに『ローマの休日』は53年だ)
そりゃ日本も戦争にも負けるって!!(苦笑)

それとヒッチコックは監督だけでなく製作も兼ねていたのでファイナルカット権も持っていた。だからこそハリウッドに居ながらにして「映像作家」として比較的自由にこうした作品を撮る事ができたという事を忘れてはいけない。本来ハリウッドにおいて映画監督とはいち役職にしか過ぎなかった。そこに作家性を見出し影響を受けて映画を撮り始めたのがトリュフォーであったりスピルバーグであったりしたわけだ。

★★★☆☆

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ビバリーヒルズ・コップ3

『ビバリーヒルズ・コップ3』観了。しかもテレ東・午後のロードショーでwwww

シリーズ最低作とかラジー賞受賞など輝かしい悪名高き迷作なのだが(笑)、実際観てみたら…全然そんな事なかったよ!!w
前作が87年で本作が94年公開なので、人気シリーズものにしてはちょっと間が空いている。しかも90年代に入るとエディ・マーフィの勢いもだいぶ下火になっていたという事もあったかと思う。

でも今になって本作を見返した時「ああ、3作目はジョン・ランディス(監督)で本当によかったな」と素直に思えたのだ。
正直お金を掛けているわりにはショボいのだが、良く言えばオールドスクールなテイストで(笑)、それがCGバリバリになってしまった今の映画と見比べた時に良い味付けになっているように見えたし、ランディスのカラーもより引き立っているように感じられたのだ。
つまり時を経て熟成(!?)され、3周5周してよくなっちゃったみたいなwwww

で、お話の舞台は遊園地。悪の組織のアジトが遊園地の地下にあるという設定なのだが、これってあのネズミーランド!?…というパロディになっていて要所要所で笑えるw
まさに午後ロー向けの作品と言えよう(笑)。

そして極めつけはランディス作品定番のカメオ出演者の数々。
遊園地のお客さんの中にあの世界一有名な宇宙戦争のボンクラおじさんがいた!!wwwwwwww

前にもここで話したが、ランディスは映画撮影中の死亡事故があった事で精神的にやられてしまい映画が撮れない時期が長くあった。
そんな時にこうして声が掛かり、同業者(映画監督等)がカメオ出演をして落ち込んでいる彼を励まし、なんとかして盛り立ててやろうという心意気がひしひしと伝わってくる。
そう思って観るとちょっとグッとくる、愛すべき作品でもあるのだ。

★★★★☆

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シャイニング

「ホテルの中で三輪車を漕いでいたら 廊下の奥に双子の女の子が立っていました」

こうして字面にするとちっとも怖くないのに、可視化するとこうなってしまうという「実験」をキューブリックはこの『シャイニング』でやろうとしていたのであろう。

戦争映画、クライムムービー、史劇、恋愛もの、コメディ、SF…と全てをパーフェクトに描いてきたキューブリックが唯一 手をつけていなかった「ホラー」にあえて着手したのは、当時フリードキンの『エクソシスト』やスピルバーグの『ジョーズ』、デ・パルマの『キャリー』なんかを観て「ああ、俺だったらもっと怖くてカッコイイの作れっから」という自負があったからに違いないw

そして「(原作の)キングよりも怖いもんにしたる」という思いもあったはずだ。だからこそ大胆な改変も意図的なものだったのかと。で、まぁそれがキングの逆鱗に触れてしまったわけだが(苦笑)。

キューブリックは本作を作る際に「これはコマーシャル・フィルムだから」と言い切ったという。
そして『シャイニング』は モダンホラーの礎となり、恐怖のアイコンとなり、『2001年宇宙の旅』以上に後の映画作家たちに影響を与える作品となり得たのだ。

★★★★☆

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男はつらいよ 寅次郎忘れな草

『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』観了。

いよいよリリー(浅丘ルリ子)登場!! いい女だよな〜☆ でもあのラストはどうなん? ホントに良かったんか、毒蝮でーっ!!w

それにしても今回はしょっぱなから寅次郎のやさぐれ感がハンパなく、はっきり言ってひどいwwww 親父の法事では笑いを取ろうとして結局逆ギレするわ、トイピアノの件でも「何であの時違うと言ってくれなかったんだ」とさくらを叱責するし(どうせ正直に言ってもキレるくせにw)。
で、その後 北海道に行って牧場で真面目に働き始めようとしているから「ああ、あの序盤のやさぐれは、この改心した寅次郎とのギャップを出すために描いたのだな」と思っていたら、すぐに熱出して倒れちゃうし(苦笑)。
なかなかどうしてかなりのクズっぷりなのだが、それもリリーとのキャラ被りがあったからこそ いつも以上に強調していたのかな(と、思うようにしようw)。

しかしまぁ幼なじみの八千草薫の時もそうだったけど、切った張った以前の話なんだよねぇ。寅さんっていつもフラれている印象があるけれど、結局のところ何もしていない。フってもいなけりゃ別にフラれてもいないのだ。いつも自然消滅で曖昧うやむやw なーんかもったいないよなー。ガツガツしているのもどうかとは思うけど(苦笑)。

で、タイトルの「忘れな草(勿忘草)」とは まさにリリーにとっての寅さんの事、そしてリリーとは 「百合の花」。百合の花とくれば、寅次郎十八番の啖呵売の売り口上にある「白く咲いたか百合の花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水くさい、ときた」もんであるw

★★★★☆

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構想の死角

刑事コロンボ「構想の死角」観了。

実はこれスティーブン・スピルバーグの長編処女監督作品。
以前はスピルバーグのデビュー作といえば、一般的にはテレビ映画『激突!』(1971年)という事になっていたが、近年では『刑事コロンボ』がシリーズ化されてからの第1作目(通算3作目)「構想の死角」(1971年)がスピルバーグの初監督作品と言われる事が通例になっている(ちなみに劇場長編映画の初監督作品は『続・激突!カージャック』(1974年)である)。

演出はヒッチコックっぽくもあり、劇伴もバーナード・ハーマンっぽかった。スピルバーグおなじみの人物のクローズアップ等も多用されており、これがスピルバーグの原点なんだと思って観ると より感慨深い。犯人があっさりと罪を認めてしまうラストは何か物足りないものがあるが、それも処女作ゆえのご愛敬かw

コロンボを手掛けた時、スピルバーグはまだ若干25歳。一説によると スピルバーグはユニバーサル・スタジオに潜り込んで、勝手に空き室に自分のオフィスを作り、自らを売り込んで仕事を得ていたという逸話もw スピルバーグ好きの人だったら、見ておいて損のない1本だ。

そう、全てはここから始まったのだから。

★★★☆☆

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歌声の消えた海

刑事コロンボ『歌声の消えた海』観了。

今回は豪華客船という巨大な密室での殺人事件。航海中で海の上という事は犯人は確実に乗船者の中にいるわけで。しかもコロンボはたまたまそこに居合わせたがために巻き込まれ鑑識官もいない中で船酔いしながら孤軍奮闘の巻w

犯人(ロバート・ボーン)は他の人物が射殺したかのように工作をするのだが、結局それが全部裏目に出てしまうハメに(苦笑)。余計な事はするもんじゃないね、ウンw

本作でコロンボはバカンス休暇中で「うちのかみさん」と一緒に乗船していたのだが、結局かみさんは一度も姿を現さずに終了w こっちの方が最大のミステリーであると言えようwwww

★★★★☆

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逆転の構図

刑事コロンボ『逆転の構図』観了。

妻の誘拐事件を偽装した殺人事件。状況証拠がなかなか掴めず苦戦するコロンボがいつも以上にこれでもかと容疑者にしつこく何度も何度も迫る。もう見ているこっちがうんざりするくらいに(苦笑)。
しかし極限まで攻めてもなかなか口を割らない犯人にコロンボはある「仕掛け」でクロだと立証させる。
仕掛けの現場にわざと配置した捜査員たちに「今聞いたよねぇ?」と聞いて回るっていうくだり…確か『古畑任三郎』にもまったく同じやつがあったよねぇ?w 明石家さんまだったっけ?

★★★★☆

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オール・ユー・ニード・イズ・キル

BSプレミアムでトム・クルーズ主演映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』をたまたま鑑賞。

ナニコレ!? めっちゃおもしろいやんっ!!w
日本のライトノベルが原作と聞いて嬉しくなってしまった。日本人がハリウッドに勝った瞬間を見たようだったよ。すごいよ、日本人!!w

この「繰り返される夢」タイムリープという題材は 押井守の『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』や細田守の『時をかける少女』等でも用いられている そもそも日本人が大好きなモチーフだ。なので我々はこうした話・展開に対してあまり違和感なくスッと入れるのだが、向こうの人たちはどうなんだろ? とにかくガチャガチャと目まぐるしい映画だったからなぁ〜w
やはり「夢と映画」とは どちらも作り物であり絵空事なので非常に相性が良い。始めは気弱な主人公が夢の中で延々と繰り返される戦いの中でスキルを上げ 成長していく様は映画的カタルシスがあって それだけでもう面白い。
主人公と観客だけが知っている事実、主人公だけが知り得る真実、そこに絡んでくるもう一人の謎を知るヒロイン…と、多重構造のストーリーが推進力となり観る者を飽きさせない作りになっている。

とにかく一秒たりとも見逃せない展開なので、途中でトイレに行けずに困ったwwww しかし観ているだけでグッタリしてしまう映画というのも困りものである。あー、つかれた!!w

★★★★☆

男はつらいよ 寅次郎夢枕

『男はつらいよ 寅次郎夢枕』観了。

なんかまた暗めの話に戻ってしまった、正月映画だというのに(苦笑)。これを「山田洋次 負の正月ループ」と呼称する事とするwwww
せっかく幼なじみのお千代さん(八千草薫)とうまくいきそうだったのにぃ〜!!w そして10作目にして早くも恋のキューピッドとしての役回りを担う事となる寅次郎なのだが、結局 大学助教授役の米倉斉加年とうまくいったかどうか、その後の展開も描かれずブッツリと終了(苦笑)。寅さんも観る側もなんとも煮え切らない回となったw

しかしこれは寅さんがふられたのではなく「ふった」形になっている。相手の幸せを願うからこそオイラのような渡世人と一緒になっちゃならねぇよ…ってなわけだが、これが一度成立してしまうと48作目までずーっと負のループに入ってしまう(苦笑)。でもこれこそが寅次郎の、そして山田洋次の「愛(男の優しさ・弱さ)についての考察」なんだよなぁ〜w

子供の頃は対岸の大人の物語として見ていた『男はつらいよ』もこうして見返すと、今の自分の切実な問題として置き換えて見る事ができる(ちなみにこの頃の渥美清は今のかーやんとほぼ同い歳だ)。
うーん、せつないなぁ〜wwww

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で、このレビューを書いていて ふと気がついた。

この愛する女性の本当の幸せを願って男が身を引くという展開は、スティーヴン・スピルバーグ監督の『カラーパープル』と一緒ではないかと。

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それもそのはず、親日派のスピルバーグは寅さんの大ファンで、なんと『男はつらいよ』ファンクラブの会員でもあった程だw

そして娯楽作と文芸色の強い作品を交互に作るという芸風もスピルバーグと山田洋次の類似点でもある。

男はつらいよ→学校→男はつらいよ→学校Ⅱ

ジュラシック・パーク→シンドラーのリスト→宇宙戦争→ミュンヘン

…みたいなw

これを指摘している人って意外と少ないんじゃないかなぁ? これからもスピルバーグ&山田洋次研究を推し進めなければ!!w

★★★☆☆

男はつらいよ 柴又慕情

『男はつらいよ 柴又慕情』観了。

なんといっても脚本が秀逸。女3人のバチェロレッテ・ジャーニーと全国を独りでさすらう同じくチョンガーの寅次郎との対比が実に巧い。内容も前作よりもコメディ色が強くなっている。なにせ前作『寅次郎恋歌』は博の母の死の話でお正月映画なのに とにかく暗かったからなぁ(苦笑)。焼きナスを食べながら悶絶する前田吟の演技は必見wwww

で、本作のマドンナは吉永小百合。とにかく可愛い!!w そして掛け値無しに演技が巧い。撮影時はおそらく26〜7歳だと思われるが、この時 渥美清は44歳。昭和47年当時としてはいささか歳の離れたマドンナだが、それだけ当時 吉永小百合の人気があった証拠だ(ちなみに同役で13作目にも再登板している)。

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