かーやん☆ブログ

稀代のボンクラDJ あるいは プラモデルおじさん

2010年09月

けいおん!論【1時限目】

今まで あえて おとなしめにしていたのだが、テレビ放送も(関東地方では)ようやく終わったので、総括の意味も込めて そろそろ愛すべきテレビアニメ『けいおん!』について、この場を借りて 少しずつ語ろうかと思う(注:第1期が『けいおん!』、第2期が『けいおん!!』というのが正式なタイトルだが、今後シリーズを総称して呼称する場合は『けいおん!』と表記する事とする)。

以前も ちょこっと このブログで語ったかもしれないが『けいおん!』…いや、このアニメを制作した京都アニメーションの凄いところは

本気でスタジオジブリと勝負している 数少ないアニメスタジオのひとつ

で、あるという点だ(それと近年、京アニのような地方発のアニメスタジオが非常に力をつけてきているという事も加えて記しておきたい。もはやジャパニメーションは東京だけのものではないのだ)。

日本で最高峰のアニメスタジオである、白髪髭のおっちゃん率いるスタジオジブリを前に皆 萎縮していないだろうか?

「まぁ、規模も才能も桁違いだから…」と言ってしまったら それまでなのだが、京都アニメーションは 同じフィールドではなく、一大ブランド・スタジオジブリとは別のアプローチで様々な挑戦を試みている。

まずそこで特筆しておきたいのは、主要スタッフが女性であるという事だ(監督・山田尚子、シリーズ構成 ・吉田玲子、キャラクターデザイン/総作画監督・堀口悠紀子 等)。

『けいおん!』を見ていると「これは女性の感性でないと絶対に描けない描写だな」と思えるシーンがいくつかある。

それを象徴する代表的で、且つ私が個人的に好きなシーンは 第2期『けいおん!!』後期(第14話以降)のOP曲『Utauyo!! MIRACLE』の中で出てくる 放課後ティータイムのメンバー5人が横一列にラインダンスのように並んで足を上げるシーンだ。

みんなで一斉に片足を上げてダンスのように同じポーズをとろうとするが、何度やっても誰かひとりが違うポーズをとってしまうので なかなかピタッと合わずに、終いには皆でケタケタ笑い出してしまうというシチュエーションをPV映像として描いているのだが、こうして字面にしてしまうと、もしくは実際に映像を見ても「だから何なの?」と、この面白さが分からない人もいるかもしれない。

まぁ一言でいってしまえば「箸が転んでもおかしい年頃」というやつを映像化した典型的なものなのかもしれないのだが、面白味の要素は それだけではないと私は思っている。

このシーンの面白さは (足を上げようとして失敗するという)事象としての面白さでも、前述の「箸が転んでも~」に共感する面白さでもないのだ。

こんな他愛のない事でケタケタ笑っている女の子たちがここにいるという「存在としての面白さ」なのだ。

その「存在としての面白さ」というのは、このアニメが物語や関係性ではなく、個々のキャラクターによって成り立っているという事にも繋がるのだが、その話はまた別の機会にしたいと思う。


それと見ていて驚いてしまったのは、第2期『けいおん!!』最終回(第24話)での描写(ワンカット)で、卒業式の日に さわちゃん先生が教室で最後の挨拶をする際、出席簿に そっと手を寄せて愛おしむように さする。それと生徒たちが全ていなくなった空の教室で、机を そっと撫でる…一見 別に在っても無くても支障のないような、よく見ていないと気にも止まらないような捨てカットなのだが、こうした繊細なカットの積み重ね男性の(男性的)感覚からは まず出てこないものだと思った。


あと最後にひとつ記しておきたいのは、第2期『けいおん!!』後期のED曲『No,Thank You!』で澪がジャンプした時のスカートのひらひら加減!!(笑)

この「ひらひら」は男性的な興味本位のチラリズムとは異なり、女性的な躍動感がよく表現されているので ちっともエロくないw

しかし、もしこのカットを宮崎駿が見たら 嫉妬するに違いない!!(笑)

あの人も自作のヒロインのスカートのひらひら加減に執拗なまでに こだわり続けた人物であるw

だが今では以前のような瑞々しい(アニメーションとしての)動きは見られない。

果たして あの白髪髭のおっちゃんは『けいおん!』を見ていたのであろうか?

いや、もし見ていなかったとしたら、強制的にでも見せたい!!w

ただの萌えアニメでも 音楽アニメでもない、私の中で『けいおん!』とは そういうアニメ作品として強烈なインパクトをもって位置づけられているのであるw


【2時限目につづく】

死に至る病

Twitterやってたら、電車の乗り換えを忘れて折り返してしまった!!(苦笑)

急行で来た道を再び各停で戻る屈辱感!!(泣)

なんだかセグウェイで崖から落っこちるぐらい恥ずかしい…////w


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雨の日と月曜日は



『Rainy Days And Mondays』 The Carpenters


せっかくのお休みなのに この雨ですわ…(苦笑)

もし雨が止んだらエノニャン撮影に行きたいのですが。


先程ようやく 国勢調査の書類を受け取ったのですが、お仕事の方(特に外回りの方)も この雨の中、大変ですよね。

お疲れ様です!! 

地元の「家族」

昨夜は第2回目のチーム片瀬 Twitterオフ会で飲んできました☆

またも新しい地元仲間(っつーか、家族みたいな感じ)が増えて、めっさ楽しかったです☆

オイラは まだ神奈川県民2年生なんで、身近な地元のお話をみなさんから聞けたり、知り合いが増えるという事はなんとも頼もしいです、ハイ☆

これからも定期的にこの会が続いていく事が決まったので楽しみです☆


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冷たいホットケーキ

近所の自販機で こんなの見つけたー!!

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ホ、ホットケーキ味のジュース!?(爆っ)

しかも さらに驚きなのは “ホット”ケーキなのに「あったか~い」の方ではなく 「つめた~い」の方にあったという事だ!!w


で、買って 恐る恐る飲んでみたのだが…

おおっ!!

本当にホットケーキの味だっ!!!!(笑)


冷たいよ

だけど ホットなケーキの味だぜ、こんちくしょう!!(←軽く逆ギレ/笑)

ダイドーの自販機でみんなも探して飲んでみて!!w

ハローラスベガス ~偉大なる2組の日本人伝説~



映画『クレージー黄金作戦』(1967年)のワンシーン(ハナ肇のドラムがメチャクチャかっこいい!!)。

ラスベガスの大通りの ど真ん中で、華やかに踊り唄うクレージーキャッツの7人…しかし この映像は合成でも何でもない。

当時このシーンの撮影のために地元ネバダ州警察に頼んで道路を封鎖してもらい、実際に撮られたものである。

この動画で路面に「STOP」とか「PARKING」と書かれている駐車場らしき場所での俯瞰のクレーンショットは 実は日本でロケしたらしいのだが(苦笑)、それ以外のカットは全て本物のラスベガスロケだ(当時クレージーキャッツは香港メキシコ等でも映画の海外ロケをしている。まだまだ誰しもが気軽に海外に行ける時代ではなかった頃の話だ)。

ちなみにラスベガスで道路を封鎖しての一大ロケなんて、フランク・シナトラもマイケル・ジャクソンもやった事がないという、とんでもない快挙なのである。

如何に当時、クレージーキャッツが 桁外れのスーパースターであったかという事を象徴する名場面だ。

日本にもかつて、こうした素晴らしいミュージカル映画があったという事を皆様に是非とも覚えておいて頂きたい。


で、実はラスベガスで道路を封鎖してのロケをした事があるグループがもう一組いて、しかも これまた日本人なのである!!w

それは…

『ザ・ベストテン』(1986年)にラスベガスからの衛星中継で出演した少年隊(曲は『仮面舞踏会』)

である!!(笑)

ようつべで当時の動画を探してみたのだが…結局見つからなかった。残念!!(でもオイラは当時オンタイムで見たのをしっかり覚えています/笑)

大友アトレ


本日、アトレ吉祥寺がグランドオープンです☆


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ナゾノイキモノ

 
出たウンコが戻らない→でもスッキリw

注:ウンコではありません。コロネのチョコです(笑)。


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「代替」としての映画

ゾンビ映画ってあるじゃないですかぁ?

本家だとジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』(~オブ・ザ・デッドのシリーズ)や、最近では『バイオハザード』シリーズとか。

結構好きでたまに観るのですが「なんでゾンビ映画って、こんなにいっぱい作られているんだろう?」と、ふと思ったんですね。

そこでオイラが導き出した結論は、ゾンビ映画とは実は

殺人映画の代替としての映画

ではないか、というもの。


例えば 戦争ものとは別に 無差別に人間を殺しまくる映画じゃマズイけど、それが人間以外のもの…人間の姿をした異形の存在だったら どんなにぶっ殺そうが 腕や脚を引き裂こうがオッケーというもの。ゾンビ映画とは、オイラが発明した言葉で言うと

代替映画

に属するものなのではないかな、と。


それと似ているのがスティーブン・スピルバーグの長編デビュー作『激突!』だ。

これは擬人表現化された正体不明の巨大トラック(コンボイ)が執拗に追い掛けてくるというサスペンススリラー

…という事になっているが(笑)、オイラの解釈は違う。

描かれているのは 巨大トラックが追い掛けてくる恐怖ではない。

巨大トラックでムカつく奴らをひき殺せたら さぞかし爽快であろうという気持ちを代弁した、これもまた

代替映画

なのであるw


正直言ってしまうが、片瀬江ノ島駅前で夜毎うろついているチンピラまがいのクソガキたちを見ていると、頭から濃硫酸をぶっかけて、チェーンソーで切り刻みたくなるし

国道を毎夜のように爆音で疾走する暴走族たちを見ていると「こんな奴ら、暴走ダンプカーかなんかに轢かれて死んでしまえばいいのに」と思うw


でも実際にチェーンソーを振り回してしまったら オイラの方がブタ箱行きだし、そんな無差別に人をひき殺してくれるような暴走ダンプカーも そうそう現れるわけもないw

そんな鬱屈とした思いを代弁してカタルシスとして機能してくれる映画がまさに

代替映画

なのではなかろうか。


オイラは別に映画で厳しい現実とかを描く必要はないと思っている。

だって厳しい現実なんてリアルな世界だけでもう充分じゃないですかぁ!!(苦笑)

オイラから言わせれば『ゾンビ』や『激突!』みたいな「代替映画」こそが、真のファンタジー映画と言えるものではないかな、とw

僕はトウフ屋だからトウフしか作らない

昨夜 仕事帰りに ふと立ち寄った街のフツーの本屋さんで小津安二郎監督のエッセイ本を見つけて 即買いした!!(まぁ普通の本屋さんでサクッと見つかってしまうあたりが、サブカルタウン・吉祥寺なわけだが/笑)

ozu

それがコレ『人生のエッセイ 小津安二郎 僕はトウフ屋だからトウフしか作らない』(日本図書センター刊)。


実は今年に入ってから積極的に小津作品を観るようになって すっかりファンになってしまい、ついこないだあたりから「小津さんの 人となりがわかるような、エッセイとかインタビュー集みたいな本はないかなー」と探していたのですよ(同じく小津ファンのカズミさんにも尋ねてみたりして)

でも別に小津さん(もしくは小津作品)について書かれた 他の人が書いた本にはあまり興味がなかったのです。

今となっては聞き出せない、小津さんの肉声を聞きたかったというか、小津さんの過去の発言から 作品を読み解くヒントみたいなものが得られないかなーと思っていたのです。

だって小津さんと小津監督の作品って 謎だらけじゃないですかー。

なんで生涯独身だったのに あんなに結婚についての作品ばかり撮り続けたのかとか、ローアングルを多用したりイマジナリーラインを守らなかったりとか、台詞を棒読みさせるような演出とか、なんでこういうスタイルにたどり着いたんだろうかと…是非とも小津さん自身が語っている文献とかがあったら読んでみたいと思っていたのですが

なんと今挙げたような謎は、始めの18ページぐらいの間に全て書かれていました!!(爆っ)


で、よくよく見てみたら なんとこの本、今年の5月に発行されたばかり!!w

まぁ なんともオイラがまさに読みたかったものが、こうして書籍として世に出た事に まずは感謝です!! ありがとう、日本図書センターさん!!w

小津さん自身のエッセイやインタビューだけでなく書簡等も収録されていますので、これから小津研究をしようとしているオイラにとっては欠かせない大切なバイブルになりそうです。


いやー、嬉しいなぁ~☆

素敵な映画や本との出会いって、人との出会いによく似ていますね。


ではでは!!
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