かーやん☆ブログ

稀代のボンクラDJ あるいは プラモデルおじさん

2011年10月

女賭博師乗り込む

やたらとエロ度の高い 江波杏子「女賭博師」シリーズ第6弾(しかし「乗り込む」って、すげータイトルだよなw)。

窮屈な現代(っつっても60年代)に生きる賭博師たちの苦悩を描いた一作。

つまり この当時の時点で 鉄火場渡世なんつーもんは既にアナクロだったというワケだw

途中 母の死をきっかけに賭博師を廃業、壷にも血判で封印し、芸者さん(実家家業)に急遽とらばーゆする事となる 昇り竜のお銀さん(江波杏子)なのだが、やっぱ お銀さんは芸者姿よりも賭場で壷振ってる方が似合うな(っつーか、芸者家業も充分アナクロだって!!/苦笑)。


個人的には お銀さんの妹役の安田道代(現・大楠道代)がオイラ好みのショートっ子で、なかなか可愛かった

あと『女賭博師尼寺開帳』でも髪の毛バッサリ体当たりの演技をしていた 三条魔子が またもやお色気ムンムンであった

それと劇中に出ていた「ピンキー・チックス」というガールズGSバンド(実在のバンド)が これまたイカしていた♪w

山茶花究や浪花千栄子、滝田裕介などバイプレイヤーの演技も光る、非常に見どころの多い回であった。


こういったプログラム・ピクチャーは人気が出て回を増すごとに大味になっていく傾向があるのだが、しかし この「女賭博師」シリーズは脚本がしっかりしていて、比較的ムラ無く面白いなぁ~☆ 映画としてのカタルシスがちゃんとあるんだよね~。ホント、アベレージ高し!!w

女賭博師奥ノ院開帳

毎度おなじみ 江波杏子「女賭博師」シリーズ 第10弾なり☆w

今回はマジシャンの娘(アシスタント)の昇り竜のお銀さん(笑)、毎回設定が変わるのはご愛敬w しっかしお銀さんには いったい何人のお父さんや妹がいるんだろうか?w

ほいでもってオープニングのPV風映像がなまらカッコイイ☆w まぁ 10作目ともなると こなれたもんで、江波杏子の演技も更に貫禄を増している。だってクライマックスシーンでは 片手で賽を振り上げて、逆手で壺に入れるんだぜ。お銀さん、格好良すぎ!!w

そして今回のメインゲストは なんと伴淳三郎!! 老練なバンジュンさんの演技は圧巻のひとことである。

こうしたしっかりとした役者さん(演技)や 毎回趣向を凝らした脚本が、この「女賭博師」シリーズを ただのプログラム・ピクチャーに終わらせていないというわけだ。

しかし まさか大映映画で田中邦衛(東宝・青大将)や北竜二(松竹・小津組)を見られるとは思わなかった(しかも北竜二に口ひげがなかったのでビックリした!!w)。

女賭場荒し

当ブログでは毎度おなじみ、江波杏子「女賭博師」シリーズの第3弾ですw

一介のOLだったお銀さんが賭場の世界に華麗なる とらば~ゆの巻w

まぁ 華麗なるっつっても、めっさ物騒な世界ではあるんだけどねw

若き日の成田三樹夫が またまたいい味を出しております☆

しかし 3本目ともなると 賭場の世界の流儀も分かってきて、だんだんストーリーのパターンも読めるようになってきたw

それでも面白いので何度も見てしまうのであった☆w

己のプライドを賭けた熱き魂の闘いをしかと見届けよ!!

女賭博師絶縁状

江波杏子の「女賭博師」シリーズ第9作目。

しかし島田正吾って こんな昔からおじいちゃん役やってたんだな!!w

それと若き日の成田三樹夫と 平泉征(現・平泉成)も必見!!(決して 末吉くんではないw)


この「女賭博師」シリーズ、何が面白いって 要は「スポコンもの」と構成が一緒なんだよね(笑)。

もう涙ぐましいぐらいに ただただひたすら壺振りの練習してんの!!w

ただ単に賭場の話というだけでなく、そういったプロセスとか 訳ありの人間関係(過去の因縁)なんかも ちゃんと描いているのが面白いのだ。

それとやはり主演女優の江波杏子(昇り竜のお銀)の魅力だろうなぁ~☆

決して絶世の美女というタイプではないのだが、なんか妖艶というか色っぽくて かっこいいんだよねー。


今ちょうどCSの日本映画専門チャンネルでシリーズ放送しているから、見られる人は今のうちに見ておいた方がいいよ!!

なんてったって「女賭博師」シリーズは いまだDVD化されていないのだから。

クレージーの怪盗ジバコ

要は実写版ルパン三世なのである(ちなみに監督の坪島孝は本当に実写版ルパン三世の『念力珍作戦』も撮っているw)。

見どころはホントちょい役で出ている若き日の立川談志と小松政夫と青島幸男と木の実ナナ(←なんかピーターみたいだった/笑)。

それと谷啓の恋人役の豊浦美子榮倉奈々に似ていてワロタ


そういえば後期のクレージー映画のほとんどに悪役として出ている外人、アンドリュー・ヒューズって 何の役をやってもヒットラーにしか見えないよな(『大冒険』でヒットラー役をしているw)。

女賭博師尼寺開帳

以前から気になっていた江波杏子女賭博師シリーズを初めて観てみた(シリーズ8作目)。

女賭博師シリーズはまだDVD化されていないらしいんだけど、再見・再発掘の価値はあるかも。意外と言っちゃあ失礼だが、それなりに面白かった。


かっこよかったなぁ~、江波杏子

こういう独特の雰囲気を持った女優さんって今はなかなかいないよね。

今リメイクするんだったら米倉涼子とかいいかもしれないが、女賭博師ってだけで今だと放送禁止になりそうだからなーw


しかしリアルな落とし穴なんて『ルパン三世 カリオストロの城』でしか見た事なかった

まさかスイッチひとつで本当に人がズドンとは…w

しかも その落とされた女、レイプされそうになったあげく、鉄パイプに自ら頭を打ちつけて自殺未遂とは…当時の大映映画って独特のトーンと異様な雰囲気があるよなー。


それと大坂志郎や川津祐介など、賭場のイメージとは ほど遠そうな人たちが やさぐれた役をやっていたのも今見ると新鮮で面白かった。

うちらの世代は大坂志郎っていうと『大岡越前』のイメージしかないからなーw

激突!若大将

何気なく見ちゃったw

草刈正雄が二代目若大将だったという事を初めて知ったし、この新・若大将シリーズが たった2作で終わってしまったという衝撃の事実も知った(笑)。

ちなみに二代目青大将は湯原昌幸である。そりゃ短命で終わるだろうな(苦笑)。

しかしヒロインの坂口良子と 若大将の妹役の関根恵子は超絶的に可愛かった

007 ロシアより愛をこめて

やっぱ吹替版は若山弦蔵に限るねい☆w

シリーズ初期という事もあり アクションも地味ではあるが、オリエント急行でのロバート・ショウとの死闘は今見てもよくできているよね。あの狭い空間の中のアクションとしては。

今見直すとこの『ロシアより愛をこめて』って、後のいろんなアクション映画に影響を与えているのがよく分かる。そういう意味でも再見の価値はあるかも。

ところで ダニエラ・ビアンキって最強ボンドガールじゃね?w

おっぱいバレー

結局おっぱい無しなのかよっ!!!!(←当たり前w)

でもなんか原田先生のくだりあたりから面白くなってきて、最後まで見ちゃった。

ホント「見ちゃった」って感じw

おっぱいバレーじゃなくて、これじゃあ「バレーおっぱい」だな(苦笑)。

一番笑えたのは、ラストとワイプパターンが黒澤映画のパロディになっていたところかw

黒い十人の女(テレビドラマ版)

市川崑監督の『黒い十人の女』(1961年)は今では有名だし、先日ナイロン100℃により舞台化された事で ご存知の方も多いかと思うが、『犬神家の一族』のように『黒い十人の女』が市川監督自身の手によって映画としてではなく、テレビドラマとしてセルフリメイクされた事を覚えている人は少ないかと思う。

なにせ地上波では一度放送しただけで、ソフト化もされていないのだから。

ちなみに私はオンタイム(2002年)で見ていたのだが、先日CSのフジテレビTWOで放送していたので 久しぶりに見返してみた。

オリジナルは白黒だが、本作はもちろんカラーで ハイビジョン撮影されている。そして シナリオは ほとんど改変されておらず、和田夏十のオリジナル脚本が尊重されている(舞台は現代、神山由美子により一部リライトされている)。

『犬神家~』でもそうだったようだが、市川監督は現場でオリジナル作品の映像をモニターで流して見比べ、限りなくオリジナルと同じカット割りや画角になるよう こだわって撮影していたそうだ。


他人(観客)からすれば「『犬神家の一族』も『黒い十人の女』もオリジナルで充分名作なんだから、わざわざ作り直さなくても…」と思うかもしれないが、映画監督というのはできる事ならば 永遠に納得いくまで自作を作り替えたいと思い願うものである

しかし その願いは そうそう簡単に叶えられるものではない。仮に時間や予算が膨大にあったとしても、なかなか「完璧」というものは存在しないからだ(だからこそ映画監督は「新作が最高傑作でありたい」と願い作り続けるのであろう)。

まぁ今となってはCGやデジタルリマスタリングなんかでやろうと思えばできるのかもしれないが、このような例は そんな映画監督の飽くなき夢を実現した、むしろ珍しい例といえよう。

リメイク作品はそれこそ星の数ほどあり、中にはオリジナルよりも有名な作品もあるなかで、ただでさえマスターピースである作品を、しかもセルフリメイクしたという前例は非常に少ないと思う(そういえば、小津安二郎監督の『浮草』は、サイレント時代の『浮草物語』のセルフリメイクだ)。

厳密に言うとリメイクではなく「リエディション」だが、延々と自作を編集し長く生き続けている『ブレードランナー』『スターウォーズ』のような希有な例もあるが、何故に市川崑は新作ではなく『黒い十人の女』と『犬神家の一族』のリメイクにこだわったのか…それを知るためにも今一度オリジナルとリメイク版を見比べてみるのも面白いかもしれない。


ちなみにオリジナルで音楽番組の収録場面で演奏していたのは ハナ肇とクレージーキャッツであったが、テレビドラマ版では 元ピチカート・ファイヴの小西康陽(the GROOVE ROOM Orchestraとして野本かりあと)が演じている。

で、小西さんといえば 90年代の『黒い十人の女』リバイバル上映の際に尽力した、まさに『黒い十人の女』を再発掘した立役者である。

シネフィルであり、市川崑監督の信奉者である 小西康陽が、こうして市川作品に出演しているというのも なんとも感慨深い。

個人的にはオリジナルで船越英二が演じた 風松吉役は、テレビドラマ版の小林薫の方が好きだ。


本人がリメイクしているという事は つまり「どちらもオリジナル」なわけだが(笑)…さて、あなたは どちらがお好み?w

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