おひさしぶりです!!

去年に引き続き、今年も「ブルース・ブラザーズ上映飲み会」をやる事にしました~♪w

是非とも
年中行事にしたくて…w

で、今回も前回
同様、併せて楽しんで頂ければとブログで特集を組みました。

参加される方も そうでない方も、お時間ある時にでも ご一読して頂ければ是幸い。

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その1: 何故シカゴなのか


まず『ブルース・ブラザーズ』の舞台が何故にシカゴ(イリノイ州)なのかというお話から。
それにはまずR&Bミュージックの起源の話からしなければならない。
20世紀初頭にニューオリンズで生まれたマーチングバンドやディキシーランド・ジャズがミシシッピ川を遡って伝播し、メンフィスでブルースやR&Bに、さらに北上してそれがシカゴの白人の手によってアーバンなジャズやR&Bに昇華されたという黒人音楽の歴史がある。
そして白人によるカントリー・ミュージックと黒人のR&Bがエルビス・プレスリーによって融合され、それが後にロックンロールと呼ばれるわけである。
まさにシカゴとはR&B(黒人音楽)とR&R(白人音楽)の交差点のような特別な土地なのである。

黒人音楽のゴスペルから始まり、白人音楽のロックンロール(エルビスの『監獄ロック』)で終わるこの映画は まさにアメリカ音楽のルーツを順に辿って行くジェイクとエルウッドのアメリカ音楽史巡礼のロードムービーでもあるわけだ。

ちなみに続編の『ブルース・ブラザーズ2000』ではラストに出演者一同で『ニューオリンズ』を唄い、今度は逆にミシシッピ川を下って聖地・ニューオリンズに向かうという心憎い演出がある。



これこそまさに
原点回帰であり、円環構造になっているのだ。


その2: 名脇役 フランク・オズについて

フランク・オズという名前を聞いても その役者の事をパッと思い浮かべられる人はそうそういないと思うが、熱心なBBファンの皆様ならご存知であろう。
そう、オープニングのワンシーンにだけ出てくるジョリエット刑務所の看守役の男である!!w
そして後に続編『ブルース・ブラザーズ2000』では なんと同刑務所長にまで昇りつめた!!w

しかし、BBファンであってもフランク・オズが他のどんな映画に出演していたかは まったくと言っていいほど思いつかないw
実際 役者としては あまり代表作はないのだが「声の仕事」(それと操演も)では誰もが知っている大役を持っている。

それは『スターウォーズ』シリーズのヨーダの声だ!!w

そして映画『ダーククリスタル』や『リトルショップ・オブ・ホラーズ』では なんと監督業までしている。
ちなみにBBのショッピングモールでのカーチェイスシーンで紳士がトイザらスでグローバーのぬいぐるみを手にしながら美人店員に「ミス・ピギーもください」と言ったところにパトカーが突っ込んでくるシーンがあるが、実はフランク・オズはそのグローバーの声ミス・ピギーの声も『セサミストリート』で担当しているのだったw



顔出しよりも裏方向きのフランク・オズだが、我々の中では永遠に「コンドームのおじさん」でなのであるw
現在68歳、いつまでもお元気で!!


その3: 最強のブルース・モービル

いきなり余談なのだが(笑)、世界SF三大乗り物といえば『ブレードランナー』のスピナー、『ウルトラセブン』のポインター、そして『AKIRA』の金田バイクで異論はないと思うのだが(笑)。
おっと、『バットマン』のバットモービルを忘れてんじゃね?…と、お嘆きの貴兄、よく聞けいw
モービルって言ったら、やっぱ「ブルースモービル」しょ!!(←もはやSFではないしw)

BBに出てくるブルースモービルは、74年製のダッジ・モナコ
公害対策前のエンジンでよく走るとエルウッドが解説していたが、中ブルとはいえスペックは現行車両よりこちらが上。つまり「(走りで)パトカーに勝てるのはパトカー」というわけだw まぁキャデラックを売っぱらってマイクを買っちゃうような人は、ポルシェやフェラーリなんかに乗れないからねw

跳ね橋をビュンと飛び越えた その強靭な走りにジェイクが「(備え付けの)シガーライターを直せ」と一言だけ発してブルース・モービルとして認める粋なシーン、この映画の中で一番好きなシーンです。

それとBBのカーチェイスシーンは それ以降の80年代のカーススタントに多大な影響を与えている事も この場を借りて声を大にして言っておきたいw



例えば…



ハル・ニーダム監督の『キャノンボール』シリーズや



石原プロの『西部警察』



それと『
加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』etc.…(笑)。

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ではでは、3/17に「ブルース・ブラザーズ上映飲み会」でお会いしましょう!!