かーやん☆ブログ

稀代のボンクラDJ あるいは プラモデルおじさん

2015年08月

ぎょーざ会2015 Vol.4のお知らせ

お待たせしました!!
ぎょーざ会2015 Vol.4、いよいよ本日22日です!!
おいしいぎょーざありーの、DJありーの、ミニライブもありーの…と盛りだくさんの内容でお届けします ぎょーざ会、是非とも楽しんでいってくださいねぇ〜☆

で、ワタクシ dj yang、今回のDJテーマは「カラオケ喫茶 かーやん」w
学生時分によくカラオケボックスで唄っていたアンセム・ナンバーで ぎょーざ会をアゲていきます!!
なんなら ダイナミックマイクも ご用意致しますので、よかったら気持ちよく唄っていってくださいw
なお 前回の松本隆特集の時と同様に、今回も各SNSに歌詞のリンクをオンタイムで掲載しますので、それを見ながら是非とも一緒に口ずさんでくださいね♪w
 
それと ぎょーざ会では初の試みとなります 佐藤寿子さんのミニライブのコーナーも お楽しみに☆
 
藤沢駅南口『新橋レトロ系 餃子家』さんにて19時からスタートです(いつもは18時ですが、今回は遅いので要注意。なお お店自体は17時からの営業です。混み合う事も予想されるので、お早めのご来店をおすすめ致します)。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

タイムテーブル
19:00〜 dj yang「カラオケ喫茶 かーやん」
20:00〜 佐藤寿子ミニライブ
20:30〜 DJ high_sa 「レベッカおさらいタイム」
21:30〜 らんば☆らる「アニソン特ソンB2B」

11903966_1000303996689146_6603410312661443899_n

11888035_1000304033355809_2777290369622894064_n

お葬式

処女作にしてこの完成度の高さ(厳密に言うと2作目なのだが)。和田誠の『麻雀放浪記』と並ぶ傑作。
作中で16ミリフィルムを回し モノクロパートで見せているが(このパートの撮影は浅井慎平によるもの)、これはお葬式(という儀礼)のメイキングであり『お葬式』という映画のメイキングにもなっている。
そしてこの話自体が伊丹の実体験であり、自宅(湯河原の別荘)や実際の妻(宮本信子)を使って撮影された「ミルフィーユ・メタ構造」になっているのもミソだ(ところで愛人の話も実話なのだろうか?w)。

伊丹十三は当時 蓮實重彦に傾倒しており、『お葬式』の試写に蓮實を呼び、満を持して観せたら 一言「ダメですね」と言われたらしい(苦笑)。そして それ以降作風をエンタメに寄せていく。
で、余談なのだが それによく似たエピソードがある。
押井守監督の『うる星やつら オンリー・ユー』を「甘い甘いお菓子のような映画」と評したのが 伊丹十三だった。で、伊丹は当時併映されていた相米慎二監督の『ションベン・ライダー』の方を絶賛しており、それを聞いて落ち込んだ押井は劇場で『ションベン・ライダー』を観て「もっと(相米のように映画は)自由に作っていいんだ」と思い立ち、開き直って次に作ったのが あの名作『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』だったというわけだ。
そして意識してかしないでか、押井守の作風は伊丹十三のそれに寄せられていく。
『機動警察パトレイバー2 the movie』の柘植と南雲しのぶの関係性やピカレスク感は、そのまま『マルサの女』の権藤と板倉亮子に置き換える事は容易だ。

で、最後に言っておきたいのは この『お葬式』、処女作で取り扱っているのが いきなり「死」なのである(それと紙一重な存在として「生(性)」が描かれているのも非常に興味深い)。
まさか葬式の話が映画になって、しかもたくさんの客が呼べるとは当時は誰も思わなかったと思うが、これが日本の映画界に一石を投じ、道を切り開いた。つまり何が言いたいのかというと『お葬式』がなければ、オスカーを獲った『おくりびと』もなかったかもしれないのである。

★★★★☆

スーパーの女

ハウトゥ物もここに極まれりか。
話としては業界裏話・実録物風で面白いのだが、映画としてのカタルシスは弱め。
ほとんどのカットが俯瞰気味で引きの長回し。
ちょっと脚本とセットと役者の演技に頼りすぎている感があり。
そのため映画としての質感を犠牲にしている感じは否めなかった。
ただし社会性とエンタメの融合という難しい課題に毎回取り組んでいた事は貴重であり、後期伊丹作品を語る上ではキーワードとなる。


★★☆☆☆
カテゴリー
月別アーカイブ
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

アクセスカウンター

    QRコード
    QRコード