常識をぶち壊し、権威を笑い飛ばすそれこそがコメディの映画の本懐であると断言してもいい。『アニマル・ハウス』とはそういう映画だ。

80年代に入りサラ・コナーやエディ・マーフィが映画の主役として大活躍するまで 女性や黒人はマイノリティとして虐げられていた。

『アニマル・ハウス』は78年の公開だが、その舞台はカウンターカルチャーが台頭する以前の 1962年というところが本作の大きなポイントだ。

時代の移り変わりをいち早く察知して作品に反映させたランディス。その流れの中で必然的に生まれた『ブルース・ブラザーズ』とマイケル・ジャクソンの『スリラー』。飛ぶ鳥を落とす勢いで80年代を迎えたランディスは まさにスピルバーグと並び称される名監督として歴史に名を刻むはずだったのだが、とある撮影事故で運命の流転を迎えるといった話は 3/11にまたゆっくりとしたいと思うw


この作品を見ていると自分はいまだにパーティーをやめずに続けているのだなぁと思う。ぎょーざ会とは まさに平成のデルタ・ハウスなのだ w


★★★★☆