お待たせ致しました☆
やっと、やっと『下妻物語』のレビューです!!

実はこの作品、劇場まで2回も観に行ってしまいました
映画館で同じ作品を2度も観るなんてこの映画が初めて☆

映画とは冒頭の10分が面白ければそれだけで傑作だと思うのだが、下妻はそのテンションを結局最後まで突き通してしまっている…いわばハイテンション・ムービーだ。
オープニングのフカキョン演じる桃子が軽トラックのフロントガラスに激突し、空高くふっ飛ばされるシーンは、あの『マトリックス』でネオがビルの屋上で無数の弾丸を避けるシーンや『アダプテーション』のリアルな交通事故シーンに匹敵するほどのディープ・インパクトである。

しかしこれほど原作・脚本・演出・撮影・キャスティング・演技・音楽(菅野よう子Tommy heavenly6)がバッチリとハマっている作品もそうは無いであろう。
これは私の中では『タクシードライバー』以来の快挙である(笑)。
ギャグ、女同士の友情、悲恋物語、コスチュームプレイ、ファンタジー…様々な側面から語ることのできるこの『下妻物語』の魅力を端的に述べることは はっきりいって不可能だ。
つまりは「観た方が早い」というわけなのだが(笑)…でもあえて一言で『下妻物語』の魅力を語るとするならばそれは…

ユニ○ーサルでベル○ーチ

で、あるということだ(笑)。

監督はトヨエツ×山崎努の卓球対決のCF(『サッポロ黒ラベル』)のディレクションで一躍時の人となった中島哲也監督(実は長編映画の演出はこれが3作目)。
TV版『私立探偵 濱マイク』弟9話『ミスター・ニッポン ?21世紀の男?』では松方弘樹演ずる殺し屋・ローズバット(この名は映画『市民ケーン』へのオマージュだ)にショットガンでぶっ飛ばされる林家パー子(実はペー・パー子も殺し屋!!)…というトンデモ映像を御披露してみせた中島監督の手腕は下妻でも遺憾なく炸裂している(中島氏の手による嶽本野ばらの原作を巧く生かした脚本も素晴らしい)。

ちなみにこの作品ではフィルムは一切使われていない。
全編HD24pというハイビジョンデジタルカメラ(『スター・ウォーズ エピソード2』『リリイ・シュシュのすべて』でも全編使われた)で撮影されているのだ。
しかし『下妻物語』は、フィルムで撮られたどんな作品よりも“映画的”である(映画に対して映画的、というのも変な話だが/笑)。

本当は
「劇中、ストロボ音きっかけで突然静止画になりズーミング…って、あれはマーティン・スコセッシ(『グッドフェローズ』)へのオマージュだよね?」
とか、そんな話を今回この場でしようかと思っていたのですが…もう、そんなことはどーでもよくなってしまいました(笑)。
つまり理屈抜きに面白い作品に理屈をつけることほど馬鹿馬鹿しいことはない…というわけである。

ここで私二代目淀長(襲名予定)はあえて明言する。

「『下妻物語』こそが映画である!!」と(←無謀ですか?/笑)。
__________

《補足情報》
実は『下妻物語』の続編ここで連載されております。
また中島哲也×深田恭子×土屋アンナによる『続・下妻物語』は見られるのか!?
う?、何はともあれオレは見たいぞっ!!