昨日バレンタインデーにジブリ美術館でデートをしたツンデレちゃん(仮名)から着信履歴とメールがあった。

あれが最後のデートだった。

そして向こうから切り出してきた「お別れ」だった。

なのに

何故!?

どーして電話してきたんだ!?

きっと何かあったに違いない…

心配になって こちらから電話をしてみた。

何か寂しい出来事があったようだが、もう自身で解決したとの事。

話ができる男は他にもいるだろうに、何故に一度別れを告げたオイラに?

「逢いたいよぉ…」

今度はオイラから甘えてしまった。

母性に訴えてみた。

すると

「今日は美術館に行くんだけど…一緒に行く?」

と、誘われた。

オイラに逢う事を あれだけ頑なに拒んでいたツンデレちゃんが 何故にまたオイラと逢う気になったのか…それは正直 デートを終えた今でもよくわかりません。

しかし こうした形でまた再会する事になったのは、たまたま偶然が重なったというだけではなく、ある意味「必然」だったのだろう。


そもそもツンデレちゃんは、上野にある東京国立博物館で催されている『レオナルド・ダ・ヴィンチ ?天才の実像』を見に行く予定だった。

で、オイラはそれに付いて行った…という形だ。

そして ふたりでダ・ヴィンチの偉業に酔いしれ、堪能した。


ダ・ヴィンチは アーティストであり、科学者であり、技術者でもある いわゆる「天才」だ。

だが それは裏を返せば、アーティストでなければ、科学者でも 技術者でもない…ということでもある。

ダ・ヴィンチは「絵が巧い人」というよりは

「異様にテンションの高い人」

だ。

20代の頃に描かれた『受胎告知』(下画像)を見ていると

手前の芝生から、遠くの背景まで ビッチリと描き込まれている

カメラのレンズで言えば、まさにパンフォーカスである。

なので これはリアルな絵でもなければ、写真でもない。

こんな風景は絶対に存在し得ない…「超現実」と言ってもいいだろう。

元祖マニア男・レオナルド・ダ・ヴィンチが こだわりにこだわって描き込んだ結果がコレである。

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とにかく、こうした絵やデザインやらメモ書きやら…ひとつひとつが やたらとテンションが高いので、見ているこちらにも高いテンションが要求される

なので、あれだけ膨大な量の作品群が展示してあると、見ているこっちもかなりグッタリしてくる汗(苦笑)
オイラもツンデレちゃんも、最後の方の展示は疲れてスルーしてしまったドクロ(笑)


なんでも この展示は6月までやっているようなので、興味がありましたら行ってみてください。なかなか面白かったですよ☆


で、その後は そのまま上野のアメ横で一緒に海鮮丼を食べたり、一緒にお茶したりして お互い近況報告をしました。

冷静に考えたら、前回のジブリデートから たった2ヶ月しか経っていないのだが、別れを告げられたオイラからすると、ツンデレちゃんと連絡を取らず 逢っていなかった この2ヶ月間は 半年分くらいに感じられていた。

その間にオイラは、アキバデートがあったり、頭がフランケンになったり(苦笑)…と、色々あったわけだが、話を聞いているとツンデレちゃんも色々とあったようである。


そして その後、オイラとツンデレちゃんの間にも「色々」あったわけですが…ま、それはここで書くことじゃないな☆(笑)