赤塚不二夫氏の葬儀でタモリが読んだ弔辞…話題になっておりましたが、やはり白紙だったようですね。


元CXの名物プロデューサー・横澤さんが「(あの弔辞は)どうだったの?」と直接タモリに聞いたら

「勧進帳ですよ」

と、彼は答えたらしい。

ここで言う 勧進帳とは、歌舞伎の演目である『勧進帳』の事だ。

源義経の一行を関所から逃がすために弁慶が白紙の勧進帳を読み上げたと言われている史実になぞらえて そう言ったのであろう。

ギャグマンガの大家である天才・赤塚不二夫によって発掘された希代の芸人・タモリもまた、やはり

天才(赤塚)の子

だったのだ。


赤塚先生…きっと今頃、天国で愛猫・菊千代ちゃんと楽しく過ごされている事でしょう。


実はオイラ、10年以上前にトキワ荘をパロディーにし、若き日の赤塚先生を主役にした『三級天使』という戯曲を書き下ろした事がありまして(結局舞台化はされませんでしたけど)…赤塚先生の死を感慨深く受け止めている次第であります。

合掌。