ハリウッドには かつて

アラン・スミシー(Alan Smithee)

という名前の映画監督がおりました。



【主な監督作品】

夏の日にさよなら(1968)
ガンファイターの最後(1969)
ハリー奪還(1986)
クライシス2050(インターナショナル・バージョン)(1990)
ハートに火をつけて(1991)
ヘルレイザー4(1996)
アラン・スミシー・フィルム(1997)


30年くらいの間に活躍し、アクションからSFにホラー映画と、なかなか多彩な才能を持ち合わせた方だったのですねぇ?☆




…と、ここでゴメンナサイすいません

ウソです汗(笑)

アラン・スミシーという映画監督は存在しません!!(苦笑)

でも、ちゃんとクレジットはされているのです☆w


で、コレはどーゆー事なのかと申しますとぉ…

ハリウッドというのは、監督なんかよりも圧倒的にプロデューサーの権限の方が絶大なので

作品を良くする(興行収益を上げるため)に、監督の意向とは関係なく プロデューサー側によって再編集されてしまったりする事が日常的に行われています。

日本人からすると「映画(作品)は監督(に既存する)のもの」という感覚があると思うのですが、海の向こうでは さにあらず…合理主義・分業化された映画大国においては映画監督も「スタッフのひとり」にしかすぎないという事なのですね(苦笑)。


で、前述のように監督の意思に反して作品が再編集されてしまった場合、監督が

「こんなのオレの作品じゃない!! オレは降りた!! オレの名前を(監督の)クレジットから外してくれ!!」

というケースもまれにあるのです(苦笑)。


つまりアラン・スミシーとは「映画にトラブル等が起きて、監督がクレジットを拒否した際に使われる偽名」なんですね☆w


『ガンファイターの最後』のケース
リチャード・トッテン監督が途中降板して、ドン・シーゲル監督にバトンタッチ。しかし最終的に双方とも自分の監督作品として認めなかったため「アラン・スミシー」名義に。


『ハートに火をつけて』のケース
元々はデニス・ホッパーの監督作品だったのだが、最終編集権を持っていた映画会社とホッパーが衝突して「アラン・スミシー」名義に。しかし数年後には『バックトラック』と改題されたホッパー編集版が公開された。


しかし今ではアラン・スミシーという偽名は全米監督協会で使用中止になっている(偽名だったという事が広まりすぎた)ので、今では「アラン・スミシー監督作品」を見る事はできませんので 何卒御了承の程を…汗(笑)