小津安二郎監督の『秋日和』を観る。


小津流のエロトークが冒頭から「ケケケッ、ボイーン!!」と炸裂する本作(笑)。

だいたい原節子が後家さんという設定からして 小津さんの妄想、工口杉!!w

やっぱ節ちゃんは永遠のヒロインだったんだな、小津にとっても。


そして佐分利信・中村伸郎・北竜二のおなじみ三人衆と、司葉子の同僚(寿司屋の娘)・岡田茉莉子との会社応接間&寿司屋での やりとりが最高に笑える!!

岡田茉莉子の「平山クン(小父ちゃま)」は可愛いね☆ まさに小悪魔!!w

昭和ではなく、平成の娘っぽいもん。なんだか加藤ローサっぽいし(笑)。


それと母娘の伊香保旅での原の台詞

「ここで ゆで小豆食べたこと、いつまでも覚えてるわ」

は、胸にじぃぃんと染みた。


小津は終生愛した母(実母)と原とは結婚する事ができず、生涯独身を貫き

「映画と結婚した」

のだ。


★★★★☆


(2014.2.12 一部改稿)