映画『スタンド・バイ・ミー』を20数年ぶりに観た。


映画としての出来の良さは もちろんの事、この映画そのものが 観る者の少年少女時代を思い起こさせる「装置」になっているというところがなんとも興味深い。

『スタンド・バイ・ミー』は86年の作品だが、内容は50年代のオールディーズである事からか、今 見直しても ほとんど映画としての古さを感じさせない。

そして今は亡きリバー・フェニックスの瑞々しさも しっかりとフィルムに焼き付かれて、映画ファンたちの「いつもそばにいてくれている」

これからも世代を超えて 永く語り継がれる映画であってほしいと心から思った。


で、久しぶりに見直して気がついたのだが、作中でマイティマウスは片腕で象を5頭持ち上げられるからスゴイみたいな話をしていると

「マイティマウスはマンガじゃねーか、スーパーマンは“本物”だぞ!!」

と、いうシーンがあった。

これを見て思ったのだが、岩井俊二監督の『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』

「なずなー、観月ありさー、セーラームーン!!」

って、このシーンへのオマージュだったんじゃないか!?(笑)

興味のある方は、是非とも この2本の映画を見比べてみてほしい。