スタンリー・キューブリック監督の『博士の異常な愛情』をあらためてブルーレイディスクにて鑑賞。


オイラの中では3本の指に入るオールタイムベストの名画だし、ブルーレイの美しい画質で半永久的に観られるのは嬉しい限りなのだが、キューブリックの死後、こうした監督本人の意向とは異なる形で次々とリリースされているのを見るのは、ファンとしては ちょっと心苦しくもある(キューブリックは 当時の撮影事情により異なった1:1.33と1:1.66の2種類の画面縦横比での収録を要求し、レーザーディスクでは その仕様になっているのだが、その後リリースされたDVD等で その縦横比は厳守されていない。それと勝手に音声が5.1ch化されている事等)。


本作は全編に渡って「性」のイメージが擦り込まれているが(登場人物の名前等にも)、冒頭の空中給油のシーンからして その性描写は露骨だ(笑)。飛行機同士がセックスしているかのようにも見えるし、母が我が子に母乳を与えているようにも見える(タイトルクレジットの手書き文字はグラフィックデザイナーであるパブロ・フェロによるもので、後に『メン・イン・ブラック』にてセルフパロディーされる事となる)。

一人三役のピーター・セラーズの怪演に是非とも酔いしれてほしい、まさにマスターピース。