『ブレードランナー ファイナル・カット』をブルーレイディスクにて鑑賞。


もう何度も観ている作品だが、ブルーレイ×ハイビジョンの高画質であらためて見直してみると まるで別の映画を観ているかのような美しさに感動すら覚える。

今まで観ていた『ブレードランナー』は一体何だったんだろうかと思う程だ!!(笑)


つまり答えはそこにあるのだ。

何故にこんな永きに渡り、リドリー・スコットは 同じ作品に何度も何度も手を加え続けてきたのかという答えが。


映画監督は皆口々に「過去は振り返らない。今手掛けている作品が最高傑作になると思って作り続けている」と言うが、それはあくまで建前であって、本当はできる事なら、時間と予算が続くのであるのならば永遠に自作を作り替えたいと思うのが本音であろう(あの完璧主義者と言われたスタンリー・キューブリックもそのような発言をしている)。

それをまさに体現したのがリドリー・スコットなのだ。

リドリー・スコットが、そして自分が生きている間に こうして「最終形態」を観る事ができたのは幸せな事だし、映画界の歴史においても重要事項であろう(もちろん ここまで繰り返しリマスタリングできたのは デジタル技術の向上というだけではなく、元々の原板が素晴らしかったからに他ならない。そもそもビッグバジェットの作品ではなかったのだが、特殊効果や撮影には兎に角こだわり、贅沢な作りになっているのも幸いした)。

今まで『ブレードランナー』に対して冷ややかな態度をとっていたハリソン・フォード(デッカード)が リドリー・スコット監督と和解できたというのも、この映像の美しさを観ればうなずける。

そして本作のショーン・ヤング(レイチェル)の美しさは永遠だ。ハイビジョンでデジタル・リストアされた事によって、その美しさは更に倍加された。これを是非とも次世代の子たちに「この映画は一切CGを使っていないんだよ」と言って観せて受け継がせたい…そう思わせる まさに逸品である。

ブルーレイを観られる環境にある方は、一家に一枚必ず置いておいてほしいw