家にあったDVDを整理していたら『ポルターガイスト』が出てきたので、20年ぶりぐらいに鑑賞。

しかし こいつはトビー・フーパー(監督)というよりも完全にスピルバーグ作品だよな!!w

こんな企画をやりたいんだけど、コレをやっちゃうと監督としてのキャリアに傷がついちゃうんで、自分はプロデューサーに廻って 他の奴(監督)にやらせちまおうという、まさに リュック・ベッソン&岩井俊二方式の元祖だな、スピルバーグは!!(苦笑)

つまり当時のスピルバーグにとって「キャリアに傷がつく作品」というのは ホラー映画の事であって(といっても実際見るとちっとも怖くなく、おそらく本来は『エクソシスト』や『シャイニング』的なものを作りたかったのだろうが)、『ポルターガイスト』は よくよく見てみると 今までやりたくても自身のキャリアが邪魔してできなかったスピルバーグの悪趣味的な要素がギッチリ詰まっていて、それを探して突くのが一番面白い見方だ(←それこそ悪趣味な映画鑑賞法のような気がするがw)。

だって冒頭のカナリヤの死骸をトイレに流そうとするくだりとか、洗面所で顔の肉がボロボロと崩れていく様(後に『レイダース』でセルフリメイク)なんか まさにスピルバーグ的な悪趣味観だよ!!(しかも特殊メイクされたあの顔ドロドロ男は なんとスピルバーグ自身がスタンドインして演じているというw)


…と、ここまで語ってふと気がついたのだが、このトビー・フーパーとスピルバーグの関係って、『スウィートホーム』における黒沢清と伊丹十三の立ち位置と全く一緒だよな!!(笑)

今思うときっと『スウィートホーム』は伊丹十三の『ポルターガイスト』(もしくはスピルバーグ)へのオマージュであって、伊丹さん独特の遊び心でもあったんだったんだろうなぁ、ウンウンw


★★★☆☆


(2014.2.12 一部改稿)