近頃 意識的に古めの映画を観るように心掛けている。

最近観たものだとJ・リー・トンプソンの『恐怖の岬』(1962)、アルフレッド・ヒッチコックの『北北西に進路を取れ』(1959)、ロジェ・ヴァディムの『素直な悪女』(1956) etc.


で、同時代に日本では どんな映画が作られていたのかというとぉ…

黒澤明 『隠し砦の三悪人』(1958)
小津安二郎 『お早よう』(1959)
岡本喜八 『独立愚連隊』(1959)
松林宗恵 『社長太平記』(1959)
杉江敏男 『大学の若大将』(1961)
古澤憲吾 『ニッポン無責任時代』(1962)


ちょうど時期的にはモノクロからカラーへの転換期だったんですね。

こうして並べてみると、如何に小津がハリウッド映画なんかを意識したモダンな作りに徹していたかがよく分かります。

社長シリーズなんかは その時代を感じちゃって、今見ると 観ているこっちが気恥ずかしくなったり 意味不明な点も多々あったりしますが、小津映画には それがないもんなー。


特にこないだ観た『素直な悪女』(ブリジット・バルドー主演)なんか今見ても ほとんど違和感なかったし。

レトロスペクティブとしてでなく、時代を超越した映画ってスゴイよなー。

それって スピルバーグの初期の作品群なんかにも共通するけど。