【その1】

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ドクのラボ内のドリー(移動)ショットから始まるオープニング。そこで無数の時計が映し出されているのだが、その中に後のクライマックス・シーンとなる時計台にぶら下がるドクの姿を模したような時計が 始まって1分もしないうちに出てくるw

もちろん この映画を初めて観た人はそれに気づく事はない。つまりこれはBTTFを2回以上観てくれた人に対しての「また観てくれて ありがとう」というメッセージを込めた巧妙な「逆伏線」なのであるw

ちなみにパート3から2へと張られた「逆伏線」もある。それはマーティの同級生(会社の同僚)・ニードルスのくだりだ。2と3は同時に製作された作品なので、作品間をまたいだ こうした「逆伏線」が成立し得たのである。


【その2】

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BTTFといえば、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースによる主題歌『パワー・オブ・ラブ』が印象的だが、実はボーカルのヒューイ・ルイスも本作にカメオ出演している(ノンクレジットなので、気がついている人が少ないと思うが)。

マーティが挑んだバンド・オーディションの堅物っぽい審査員役で出ていて、マーティに対して「音が大きすぎる」と苦言を呈すのだが、実はコレ、ヒューイ・ルイスが『ウィー・アー・ザ・ワールド』のレコーディング時にプロデューサーに「声が大きすぎる」と注意を受けているメイキングビデオからの自虐的なパロディだったりするw


【その3】

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リビア人のテロリストに襲われて、走ってデロリアンに飛び乗るマーティのシーン。実はこのマーティはマイケル・J・フォックスではなく、エリック・ストルツだ。

元々マーティ役にキャスティングされていたのはマイケル・J・フォックスだったのだが、当時テレビドラマ『ファミリー・タイズ』の収録で多忙を極めていたため 一旦は出演を断念。そこで代役として選ばれたのが エリック・ストルツだったのだが、結局 3分の1ほど撮影を終えたところでイメージと合わないという理由で降板(苦笑)。そこで マイケル・J・フォックスの名が再浮上し、テレビドラマの撮影を優先させるという条件付きで急遽BTTFに出演する事となった。

そして エリック・ストルツがこうして映っているシーンが1カットだけ紛れ込んでいるというわけなのだw


こんな事を踏まえて上で また見直すと面白いかと思いますよ☆w