いやー、なんでこんな面白い映画を今まで観ていなかったんだろう!!

『時計仕掛けのオレンジ』や『フルメタル・ジャケット』を超えたウルトラ・バイオレンスの嵐!! 見ていて本当に爽快!! これぞ映画のカタルシス!!

そして その暴力がまた 戦争の本質をより濃く浮き彫りにしていくという構図(まさに兵隊とやくざは紙一重というわけだ)。それと粗野でピュアな大宮(勝新太郎)と 理知的で現実を見据えた有田(田村高廣)との名コンビ…これは一見の価値あり、バディものの傑作だわ。

まぁ終戦から20年を経て こういう映画を作れるようになった事で、日本も過去の過ちを素直に認め、高度成長に突入していくというわけだな。


しかし こんなスクリーンからはみ出しそうな魅力を放った勝新太郎のような役者は もう二度と出てこないんだろうなぁ。

これはもう映像のリアリティーとかそういう問題じゃないんだよな。いくらCGとかで何でもできるようになっても 役者の演技(肉体)から発せられる「説得力」は演出や技術だけではどうにもならないんだ。そういう意味でも勝新さんみたいな役者さんがいた時代は映画にとっては幸せだったんだな、と。


今まで岡本喜八(東宝)や小津安二郎(松竹)にハマっていたが、最近よく観ている「女賭博師」シリーズをはじめ、大映作品の泥臭い面白さにすっかりハマっちゃいましたw


★★★★★