『刑事ジョン・ブック 目撃者』のピーター・ウィアー監督が手掛けたオーストラリア映画。

『ヴァージン・スーサイズ』、『エコール』そして『けいおん!』と並ぶガーリィ・ムービーの決定版であるw

岩山まで来て登った者と登らなかった者、帰れなかった(帰らなかった)者と帰還できた者、そして行きたくもないのに行って消えた者と 行きたくても行けなかった者の数奇な運命の物語。

正午12時に時計が止まり、少女たちは忽然と岩山にその姿を消してしまう。

少女の時間は非常に短い。それを一番よく理解していたのは少女たち自身だったのではなかろうか。

彼女たちは岩山の上に立ち ストッキングを脱ぎ、下界を見下ろした時に全てを悟ったに違いない。

それと この話は実話が元になっているという事で 内容はドキュメント的に描かれており、思ったよりファンタジーの要素は薄い。

その所為もあってか、何の説明や謎の解明・言及がなされずに事象・現象が淡々と綴られていくので これを「ホラー映画」として見るのも面白いかもしれない。

まぁおそらく「ロリコン伯爵」こと某宮さんはコレを見ているであろうから(笑)、『千と千尋の神隠し』 の元ネタになっているであろうと勝手に推測w