入江悠監督の出世作。

もし このSHO-GUNG達が東京にいたらこういう話にはならないだろうし、東京という街の中に違和感なく溶け込むか、もしくはありふれた光景として埋没していたであろう。つまりそれは「映画にならない題材」という事だ。

しかしこの物語はサイタマの田舎町だからこそ成立し得た、マイノリティの厳しい現実をドキュメンタリー風に切り取って見せた作品になっている。

映画としての完成度は お世辞にも決して高いとは言えないのだが、本作で扱われているラップ同様「心意気で見せる映画」になっており、見る者の胸を打つ。

ラッパーはマイク1本で、ギャングスターは腕っぷしと器量の良さでゼロから成り上がっていくものだが、入江監督は この『SR サイタマノラッパー』で一躍 のし上がっていった まさに「サイタマン・ドリーマー」だw

★★★☆☆