宮崎吾朗監督作品2作目を鑑賞。

まだまだ親父さんのような吸引力のある画作りはできていないが、処女作『ゲド戦記』からしたら大きな進歩だ。

もう60年代の日本を描いて説得力を持たせられるのはアニメーションだけなんだろうなぁ。

そういった意味では映画として成功していると思うし、狙いも当たったと思う。それと変に感傷的であったり、劇的な展開でなかったのも好感が持てた。まぁ、ただでさえ内容がメロドラマですからねw でも ああいう時代だからこそ、こういった事もあり得るというのもそれなりの説得力があったし。

これならもう1回ぐらい見直してもいいな。『ゲド戦記』は劇場で一度観たっきりだけどw

そして今回も手嶌葵が起用されているのだが、前回の『テルーの唄』同様 主題歌が良い。こういう出会いって大事なので、五朗さんはこれからも手嶌葵を使い続けるべし。武部聡志の音楽も嫌味がなく素晴らしかった。

戦前の『風立ちぬ』、そして戦後の『コクリコ坂から』とセットにして観るのも一考かと。両者とも古き良き日本映画の佇まいを持っている点で共通しているので。


★★★☆☆