スティーヴン・スピルバーグ監督作品全31本をすべて観てしまおうという この企画、いよいよスタートしました!!

でも ブログのタイトルを見て 「おやっ!?」と思った方もいるはず。

以前はスピルバーグの処女作といえば、一般的には『激突!』(71年)という事になっていました。

しかし近年では テレビ映画『刑事コロンボ』のシリーズ化されてからの第1作目「構想の死角」(71年)がスピルバーグの初監督作品と言われる事が通例になっているのです(ちなみに『激突!』も米国ではテレビ映画として放映されているので、劇場長編映画の初監督作品は厳密に言うと『続・激突!カージャック』(74年)からである)。

お恥ずかしい話なのですが、昔からよく日本でもテレビで放映されている『刑事コロンボ』を 実は今まで ほとんど見た事がなく、今回が初めて見たと言っても過言ではない程なのですw

でも初めてちゃんと見た『刑事コロンボ』がスティーヴン・スピルバーグ監督作品だったなんて、なんとも光栄である☆w


ストーリーは2人で1組の推理小説作家の1人が相方によって殺されるという話(コンビなのに 殺した方は実は創作に直接一度も関与した事がないという 奇妙かつ不思議な関係w)。

展開はなかなか面白かったのだが、ラスト 犯人が罪を認めるところが実にあっけなさすぎた。

まるで古畑任三郎みたいだなーと思ったが、よくよく考えたら こっちの方が元ネタだったwwww

演出はヒッチコックっぽくもあり、劇伴もバーナード・ハーマンっぽかった。これがスピルバーグの原点なんだと思って観ると、より感慨深い。コロンボを手掛けた時、スピルバーグはまだ若干25歳…一説によると スピルバーグはユニバーサル・スタジオに潜り込んで、勝手に空き室に自分のオフィスを作り、自らを売り込んで仕事を得ていたという逸話もw

スピルバーグ好きの人だったら、見ておいて損のない1本だ。

そう、全てはここから始まったのだから。


★★★☆☆