シリーズ9作目。更に酷くなっていく(苦笑)。

だがOPとEDの名曲『一番星ブルース』は めでたく復活!!

それと トラック野郎名物・トルコシーンも復活した!!w しかも始まって56秒で!!wwww

とはいえ、ポロリがちょっとあっただけで、ヤリのシーンは無しw 所用があって今回 ジョナサンが初めてトルコ(桃さんの故郷w)に顔を出すが、ここでは母ちゃんへの一穴主義を貫いた!! そこは賞賛に値するw

で、今回のヒロインは 当時「燃えろいい女」のキャッチコピーのCMでブレイク(ツイストの同名曲も大ヒット)した 小野みゆき!!(役名のおなつは、CMでもおなじみの「ナツコ」からの引用だと思われw)

まぁヒロインっていうか、デビル雅美にしか見えなかったが…(爆っ)。脇役で出ていた亜湖松本ちえこの方が遙かに可愛かったな、ウンw

そしてワッパ兼 恋のライバルは 地井武男。のちにスケッチブックを携えてぶらりお散歩するような牧歌的な姿はそこにはなく(笑)、野性味溢れる まるで佐藤允のようなヤングでワイルドな ちいちいが拝めるw


そして前回に引き続き、原点回帰的な路線を狙っているのが見ていてよくわかる。

前述の主題歌やトルコ復活もその一例だが、今回取り上げたいのは トラッカー仲間「安曇野」の死だ。

事故で材木に押し潰され殉死してしまい、トラック仲間が呑んで騒いで 安曇野が得意にしていた『酋長の娘』を大合唱して盛大に弔うというものなのだが、このシーンはシリーズ3作目「宮城縣」の死のシーンにそっくりだ。

シリーズでも屈指の名シーンだった あの宮城縣の死のシーンを シリーズが低迷してきた第9作目で蘇らそうという魂胆だったと思われるのだが、あれほどのインパクトと感動はなかったし、見せ方としても それほど巧くはいっていなかった(苦笑)。

だいたい「元映写技師で、子持ちのやもめで…」と序盤で語られている時点で既に死亡フラグが立っているのが丸見えだったしなw あざといよ(苦笑)。


しかしラストも酷かったな~w ノサップ(地井武男)はライフルとダイナマイトを持ち出して復讐の鬼と化しちゃうし(笑)、それを見ても あれだけ大切に思っていた育ての父を捨てて ノサップの元へと行ってしまう山猫のおなつ(小野みゆき)の心理がまったくもって理解不能だし、ズベ公の母親(別居中の安曇野の妻)に子供を預ける事をあれだけ反対していた桃さんが 母親がバーをやめて改心し故郷の石垣島へ単身渡航すると聞いた途端に「やっぱり子供は母親の元で育てないと…」とあっさり引き渡してしまうなど、もう全てが空回っているというか 腑に落ちない点が満載で なんとも釈然としない。

ま、いまだに一番釈然としないのは せんだみつおの存在なんだけどね(苦笑)。でも今回は出番が少なめだったのでヨカッタ。トラック野郎ファンからの反感もあったものと思われるが、 きっと せんみつも この頃テレビの仕事が忙しくなってきて、それで出番が削られたのではないかと勝手に推測w


★★☆☆☆


あー、もうこの『トラック野郎』のレビューも残すところ あと1回ですねー。

これが終わったら、次は何のシリーズを見てレビューしていこうかな?w