今 当頁では スティーヴン・スピルバーグ監督作品全31作を順に観ていくというプロジェクトが進行中ですが、そこで観た『ジョーズ』の続編に興味がありまして あえて観てみました。つまらないのを覚悟でw

舞台は1作目から4年後のアミティという事で 内容を引き継いだ正統な続編となっているが、本作ではスピルバーグはノータッチ。

なので スピルバーグ色はゼロなのだが、主演はロイ・シャイダー、音楽はジョン・ウィリアムズが続投という事で、まだ「ジョーズ感」は多少残っていたw

ロバート・ショウはいないし(前作で食われちゃったw)、リチャード・ドレイファスも不在だが(南極へ調査に出てしまい来られないという設定)、ロイ・シャイダーひとりでもやはり画になるね。カッコイイ!! これ観ていたら 久しぶりに『ブルーサンダー』を観たくなっちゃったよ!!w

しかし映画そのものは前作を超えられていなかった(苦笑)。ジョーズのアニマトロクスは進化してよくできてはいたのだが、カタルシスが無いんだよなー。

例えばさぁ、前例(1作目)があるというのに サメの存在に対して否定的な市長や地元の議員たちや、『13日の金曜日』シリーズみたいに セクースやってるカポーなんかが真っ先に食われて殺されるとかねw そういうのがないと納得しないわけよ、観ている側はw

サメを高圧線でやっつけるのはオイラから言わせたら カタルシスじゃないの。立派な動物虐待だよ!!(苦笑)

やっぱ食物連鎖で人間様が頂点に立っているのだよという事を前提に作っているでしょ? そこが面白くないよな、そもそもw

でもさぁ、コレを観て「海が怖い」とか「サメが嫌いになった」っていう人が世界中に何百万人といるんだろうね。

そういう意味では、最凶の「トラウマ・ムービー」かもなw


★★☆☆☆