スピルバーグ監督作品全作レビューも ついに90年代に突入!!

んでもって その一発目は『フック』です。

スピさんも世界的に大ヒットした『E.T.』以降には『カラーパープル』や 『太陽の帝国』のようなアカデミー賞狙いのお堅い作品を撮るようになり、 前作の『オールウェイズ』ではスピルバーグらしからぬ 大人のメロドラマをやってちょっと失敗w

それで「いいもん、オイラこれからもずーっとおこちゃまでいいもんっ!!」と開き直ったのかどうかは知る由がないが(笑)、「ずーっとおこちゃま」映画の代表格であるピーターパンをディズニー好きのスピルバーグがやってしまう…しかもおっさんになったピーターパンが自我を取り戻してフック船長と闘うという、まるでコドモオトナのスピルバーグ自身に重ね合わせたような、スピルバーグの俺汁が全開した自慰映画(苦笑)。

やっぱスピルバーグが常に考えているのが(自身の)『E.T.』越えという事だと思われるのだが、 残念ながら本作でそれは達成されていないw

オイラが思うに、あまりにもスピルバーグのピーターパンに対する強い思いが突出しすぎて 空回りしていた感がある。これは本来なら インディ・ジョーンズシリーズみたいに ルーカスとかにプロデュースしてもらった方がよかったんじゃないかなぁ? この作品に必要だったのは「(冷静な)第三者の視点」だったと思うんだよねー。

それと『フック』はもうちょっとCGが発達してから、もっと後に撮ってもよかったかもなー。ほぼオールセットで撮られているので、CGとの相性が良かったと思うんだよね。だって この映画、制作費が7000万ドルも掛かっているらしいんだけど、その割りには なんだか画がしょぼかったしな(苦笑)。海賊たちの野球大会のシーンは面白かったけど(海賊だけに ユニフォームには「PIRATES」と書かれており、実在のMLB「ピッツバーグ・パイレーツ」のパロディになっているというオチw)。

それとさぁ、見る側からしたら どうしてもディズニーの『ピーターパン』と比較しちゃうわけじゃないですかぁ(それにしても何故に『フック』っていうタイトルにしちゃったんだろ?w 別にフック中心の話でもないのに)。

そうなるとジュリア・ロバーツのウェンディってどーなのよ?…って思っちゃうわけですよ。ちょっとトウが立ってないか?(←失礼w) 最後の方ではなんとか見慣れたけどw

まぁ芸達者なロビン・ウィリアムズダスティン・ホフマンの演技により見られるものになってはいるけど、なんかオイラ的には及第点以下かな? これまでのスピルバーグ作品基準からいったら。だってこれをスピルバーグの代表作とは呼べないでしょ?(苦笑) まだまだこんなもんじゃないよ、スピさんのポテンシャルは!!w

で、この「ディズニー・リベンジ」は、後の『A.I.』(こっちは『ピノキオ』オマージュ)まで持ち越される事となるのだw


★★★☆☆