ヲタとしては やっぱ劇場(吹替3D)で一度観とかんとアカンでしょ!!…というわけで、ご多分に漏れず早速観てまいりましたよ。レジェンダリー(・フィルム)版の「復活ゴジラ」を!!w



結論から言っちゃうと、意外と面白かったです☆

ただ、ゴジラの登場&咆哮シーンが とんでもなく怖い!!

ホラー映画とか苦手な人は もうゴジラが出てきただけでビクビクしちゃうと思いますので要注意!! まぁ小さな子供とか連れて行っちゃったら間違いなくトラウマになるね、いい意味でも悪い意味でもw

でもさぁ、それこそがゴジラ(特に1作目)の原点回帰であり、ゴジラファンからすれば本懐でもあるわけで、そこが本作のポイントですね。一度ハリウッドでエメリッヒにズタズタにされちゃったからなー(苦笑)。

つまり「果たしてゴジラとはその名の通り“神”(“GOD”ZILLA)なのか、それとも“悪魔の落とし子”なのか」という初代ゴジラからの大テーマというか基本線を外していないというところが とても好意的に見えました。

福島の人や9.11を経験した人からしたら ちょっと辛いかなというシーンも多々あるのですが、ゴジラの設定付けが巧かったよね。脚本家はよく頑張ったと思うわ。

後半やや退屈な感じもあったのだが、暗闇…つまり色のない世界で闘うゴジラの姿は まさにモノクロの初代ゴジラ(もしくはアンギラスと闘う二代目ゴジラ)を彷彿とさせるものがあって、ゴジラファンからしたら それだけでもう感涙ものでありました。

それと平成ガメラシリーズへのリスペクトも感じられたし、なにせかつて平田昭彦が演じた芹沢博士の名を渡辺謙が引き継ぎ、しかもその役名が「芹沢猪四郎」(芹沢大介博士と ゴジラシリーズを長年監督した本多猪四郎監督の名から取っている)というから これまた胸熱ではないか!!

あと『ゴジラ FINAL WARS』でもオープニングシークエンスを手掛けたカイル・クーパーが本作でも辣腕を振るっていたのも印象的だった。

なんでも つい先日 続編の制作が発表され、それには なんとラドンとモスラとキングギドラまで登場するんだとか。

って事は『三大怪獣 地球最大の決戦』 のリメイクって事かい? こりゃあ今から楽しみだねい☆


しかし、オイラ的には このレジェンダリー版ゴジラで ひとつだけ残念な点があった。 

それは 本当にワンフレーズだけでもいいから、伊福部昭の「ゴジラのテーマ」をゴジラの登場シーンで使ってほしかったという事。

あとやはり日本での本家「特撮」ゴジラの復活も待ち遠しいですよね、ファンとしては。


★★★★☆