やはりオイラは角川映画をあなどっていた!!w

若干70年代ATG的テイストもあるのだが、片岡義男(原作)、藤田敏八(監督)、そして浅野温子・古尾谷雅人(主演)らが放った「時代の空気感」は  まさに80年代そのものであり、80年代を代表する日本映画といえよう。

ロケ地が福生(横田基地周辺)という事で 自分が育った場所のすぐそばだっただけに親近感も持てた。オイラも昭島の外人ハウスに住んでいたしなー。

それとなんといっても若き日の浅野温子のファム・ファタールっぷりが堪能できるエモーショナルな傑作だ。未見の方は必見の一本。


あと本作で弁護士役で出演している伊丹十三は この3年後に『お葬式』を監督し、以後時代の寵児となる。

これは私の推測だが、この時本作に出ていた山崎努を現場で見て、伊丹は自分の作品でも使いたいと思ったのではなかろうか(『お葬式』以降、山崎は『タンポポ』『マルサの女』等にも重要な役で起用されている)。

山崎のようなしっかりとした芝居のできる存在感のある重厚な役者がいる事で、映画は演出や脚本以上にキリリと画的に引き立つ…それこそが怪人ジューゾー・イタミの「映画術」であり、数多くの作品に役者として出演する事で学びとっていたのであろう。


★★★★☆