伊丹十三監督の作風は明らかにここから変わった。映画的な手法を捨て、画は俯瞰・引き気味で長回し。ストーリーテリングに徹した作風に変化しており、良くも悪くも大江家のホームムービー(記録)のような作りになっている。

伊丹は本作で市井の人々を中心に描いた(とはいえノーベル文学賞作家が父の一家の話だがw)。これはおそらく『お葬式』以来であろう。もしかすると本作は『お葬式』を歯牙にも掛けなかった蓮實重彦に対する 蓮實塾門下生・伊丹十三からの挑戦状だったのかもしれない。
久しぶりの伊丹作品への出演を果たした山崎努とロバート・デ・ニーロ張りの怪演を魅せたヤング渡部篤郎、それと先日亡くなられた今井雅之の演技に注目。

そして男子的には水着姿の緒川たまきと、何故だか伊丹組の常連だった元AV女優の朝岡実嶺に刮目せよ!!w


★★★☆☆