遅ればせながら劇場で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を鑑賞。
いやー、素直に面白かったですわ!!
もう旧三部作への愛しかないっていう。こんな事だったらもっと早く観てもよかったなぁといまさら後悔w みんなと劇場で「おおっ!!」と騒ぎたかったよ。だってこういうのはお祭りみたいなもんだからねw

ネタバレになるので内容の方はあまり細かくは話せないが、要は今まで前章・前々章で連綿と紡ぎ続けてきた「父殺しの話」をこの新章でもやっているのだ。歴史は繰り返される。だからスター・ウォーズは陳腐なスペース・オペラからSF映画の傑作に、そしてサーガになり得たのだ。そのいい意味で単純さとわかりやすさが世界中で支持されているとも言える。だって父殺しの話なんて有名なオイディプス王(エディプス・コンプレックスの語源)の頃からある超古典なのだから。

それともうひとつ感じたのは主人公の変遷だ。今回は女性の主人公。オープニングの登場シーンはスター・ウォーズなのに まるで『風の谷のナウシカ』を彷彿とさせるものがある。名前はレイ。レイと言えば日本ではアムロ・レイや綾波レイなど、アニメの主役の定番だ。
そしてもうひとりの新しい主役は黒人である。まぁ黒人の大統領がいる国なので、それも今となっては珍しくはない。
だが 旧三部作の時代には 女性や黒人は主役どころかほとんど出ていない(まぁ黒人といえばランドがいるが)。ハリウッド(というかアメリカ)では70年代頃まではこうした男社会・白人社会の差別はまだまだあったのだ。それが大きく変わるのはリプリーやサラ・コナー、そしてエディ・マーフィーらが出てくる80年代に入ってからだ。
で、こうした形でSWの主役たちが女性であったり黒人であったりするのは単なる差別からの脱却という事だけではない。SWの熱狂的なファン(ギーク)たちのほとんどは男性である。しかし人類の半分は女性であり、米国には多くの黒人やヒスパニック系の人たちがいる。つまりそういう人たちを劇場に呼ぶ事でスター・ウォーズは更に大きなビッグ・ビジネスとなり得ているのだ。そしてこれこそがディズニーのマーケティングなのである。
まぁそうした「金のニオイがするスター・ウォーズ」を嫌がる人もいるかもしれないが、SWとはそもそもキャラクターの版権によって作り続ける事ができた「世界最大の自主制作映画」であるという事を忘れてはいけない(その話をしだすとまた長くなるので、知らない人は各自調べてくださいw)。

と、まぁ今回は『フォースの覚醒』の感想というよりは、オイラの「スター・ウォーズ考」の話になってしまいましたが、やっぱミレニアム・ファルコン号やハン・ソロ見ちゃったら泣くよね、そりゃあ…っていう話ですw あー、ある程度旧三部作の復習をしてから観に行って大正解でしたわ!! まぁSWを一度も観た事がない人でも それなりにアクション映画として楽しめる作りになっているところは さすがJ.J.エイブラムスだなー、いい意味でソツがないなーとも思いましたw なので中にはスター・ウォーズっぽくない演出もあったりして、それはそれで楽しめるかと思うので、未見の方は是非とも劇場で☆w
なんかこうして観た人みんなで語れる映画っていうのもエヴァやジブリ作品以来のような気がするなーw


★★★★☆