TBSでOAされた『さんま・玉緒のお年玉 あんたの夢をかなえたろかスペシャル』のトリを飾った「夢」が強烈だった。

ひとり1通までと言っているのに 叶えてほしい夢のメールをなんと84通も送ってきた猛者がいた(笑)。彼女の名は 江森翔美。
彼女は新日本プロレスのエース・棚橋弘至選手の大ファンで、彼と試合をして3カウントを取られたいという夢を打ち明けた。
で、その夢が採用されてスタジオに組まれたリング上で棚橋と一戦を交える…という内容なのだが、そこで驚かれたのは いざ試合が始まったら彼女はマジなのだ。3カウント取られるという事は「負けるための試合」に挑んでいるにも関わらず、棚橋と真剣に対峙し「ダークベア翔美」というリングネームできっちりと役(しかもヒール)まで作り込んできたのである。棚橋を愛し過ぎるが故「悪」に徹したのだ。
そして棚橋にフォールされ レフリーの3カウントを迎えた瞬間の彼女の恍惚とした顔は充実感に満ちていた。

これが番組の概要なのだが、そこで僕は何を言いたいのかというと、では「彼女の夢とは一体何だったのか」という事だ。
いちファンの思い出づくりとして棚橋と会いたかったからなのか…いや、そうではない。僕が思うに

棚橋弘至の夢を叶える事が 彼女の夢でもあった

のだ。そのために彼女は自らリングに上がった。彼女は棚橋と「同じ風景を見たかった」のだ。
棚橋はエースとして、新日を再建し新たなファンを獲得して試合会場に観客を呼び戻した いわば新たなプロレスブームの立役者のひとりだ。
彼は身をもって常にリングの上でその答えを出してきたし、その事はちゃんとファンたちも理解している。
だからこそ彼女はミーハーな気持ちを抑えて真剣に取り組み 同じリングに上がり、棚橋が示してきたのと同じように身をもってそれを体現しようとしていたのではなかろうか。プロレスは凄いんです、面白いんです、楽しいんです、最強なんです、そして「愛してまーす!!」という事をテレビを通して伝えるために(他局だけどw)。
そんな真摯な態度で臨んだからか、ツイッター等を見ていても彼女の夢に対して批判的な事を言っている棚橋ファンの女子からの声は一切聞かれなかった。

これを見ていて僕はたかが20分程のバラエティ特番のワンコーナーに映画『ボヘミアン・ラプソディ』のような壮大なドラマを感じ取ってしまった(←またソレかよw)。まだ今年が始まって間もないが、この2019年の棚橋弘至とダークベア翔美との試合は「世紀の一戦」として後世まで名を残すであろう(←ホントかよw)。

ちなみに本戦はタッグマッチだったのだが、ダークベア翔美のタッグパートナーが永田裕志であったという事に大きな意味があったと僕は勝手に解釈している(笑)。
永田裕志といえば、青義軍からきた「ブルージャスティス」というニックネームで有名だ。
ダークベア翔美こと 江森翔美はリングの上で

「自分の正義(夢)」を貫きたかった

のではなかろうか。

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