本日シリーズ最新作『ターミネーター: ニュー・フェイト』を劇場にて鑑賞。
【今までのシリーズおさらい】
1: ボンクラB級SF映画の最高峰
2: 映画史に残るキャメロンのマスターピース
3: つまんないけど 腑には落ちた(結局スカイネット発動は回避できないという「運命論」としては良く出来ている)
4: チャリエンのマックGが撮るっていうんで観に行ったけど 番外編的印象(別にターミネーターでなくてもいい話なんじゃね?)
5(ジェネシス): おいおい、人類までもがタイプスリップできるようになっちゃったら もう何でもアリだろ!?(SWのフォース問題も然り)
んでもって 6(ニュー・フェイト)はどうなのよっていう話なのですが…本作は2の正統続編という事なので(じゃあ3〜5は一体何だったんだよっていうねw)、ターミネーターシリーズが好きでこれから観ようと思っている人にとっては 感想を話すと全てがネタバレになります。
なので ここからはネタバレです!!w
これから観に行こうという人はこの先は絶対読まないでねw
で、このニュー・フェイトだが、良く言えば
2の正統続編
悪く言えば
1〜2のただの焼き直し(拡大再生産)
であり
2で見られたようなイノベーションが全くもって感じられなかった。
やっぱねぇ、あの2のグニャグニャ人間(T-1000)のファーストインプレッションを超えるのは難しいよ!!w あれからもう30年近く経とうとしているのに、あのインパクトを超えるイノベーションが成されていないというのがなんとも寂しいし、裏を返せば 更なるイノベーションを起こそうとして失敗したのが3〜5でもあるんだよね(苦笑)。まさに大いなる矛盾だw
それと矛盾といえば 前述した 3の「運命論」には納得がいったのだが、今回は「別の運命論」に話がすり替えられていた。
じゃあ今までシリーズを通して語られてきたジョン・コナーやT-800の話はどうなっちゃうのよ…という事なのだが、そこら辺はかなり強引にまとめているw
つまり私は何が言いたいのかというと…
2でやめときゃよかったね
という事だwwww
やはりタイムトラベルもの・タイムパラドックスものには限界があるよな(苦笑)。
その好例がみなさんご存知の『ドラえもん』だ。
ドラえもんは のび太の子孫のセワシからの命を受けて おじいちゃん(のび太)の暗黒の将来を改変すべく未来からやってきた。
でもよくよく考えてみたら、そんな事で簡単に未来が変わっちゃったら その後ドラえもんがのび太のもとへ行く必要がなくなっちゃうじゃんというタイムパラドックスが生じる(苦笑)。
まぁ 永遠の小学生である のび太とか、3作だけでうまくまとめたマーティ(BTTF)みたいに個人レベルの話だったらまだどうとでもなるのだが、このターミネーターサーガで語られて問題になっているのは「人類の存亡」というもっとデカい規模の話だ。そうなってくるとこんな5回も6回もおんなじようなものを作っていたら必然的に行き詰まっちゃうよねっていう。
そして老いたリンダ・ハミルトンとシュワちゃんを見るのは正直辛かったな(苦笑)。それはもうノスタルジーでしかないしね。
しかしズルい(賢い)よな、キャメロンは。
『アリータ: バトル・エンジェル』もそうだけど、製作だけに回っておけばコケても自分のキャリアには傷がつかないし、ビッグタイトルの続編だからティム・ミラー(監督)もそう大きく叩かれる事もないし。
まぁキャメロンさんもすっかりお偉くなられたというか…こういう監督、他にもいるよね。リュック・ベッソンとか岩井俊二とか、あとリュック・ベッソンとか岩井俊二とか…wwww
だが ショート・金髪・ボーイッシュ好きのかーやんにとってグレース(マッケンジー・デイヴィス)は完全に俺得でしかなかったなとw 本作の唯一の収穫。
これで今夜のオカズは決定です!!wwww
そして 既にiPhoneの壁紙にも設定☆w
★★★☆☆