久しぶりにクエンティン・タランティーノ初監督作品『レザボア・ドッグス』を鑑賞。
公開当時 渋谷駅でバッタリ出会った映画学校の仲間が「これからタランティーノって奴の映画を観に行くんだけど」と言うので着いて行って、今は無きシネマライズで観たのが最初。それっきりほとんど観ていなかったので、途中ティム・ロスが一生懸命台詞を覚える件とかすっかり忘れていたw
まぁもちろんオチを分かった上で見直した訳ですが、それでも面白いんだよねぇ。あのオチへ持っていくためにどんな構成をしているのかというのも冷静に分析できて、それはそれで楽しかった。そしてティム・ロス、演技うま男👍w
タランティーノ映画はこれと『パルプ・フィクション』も含めて90年代最大の「発明」だったよね。これは後の渋谷系ブームにも繋がるんだけど「DJ」と「サンプリング」で最高にクールな映画が作れるという事を証明してみせたのはタランティーノの功績であり、それを発掘したハーベイ・カイテルの懐の深さに今更リスペクト。
まぁそのサンプリングネタとしてよく挙げられるのがキューブリックの『現金に体を張れ』(1956年)や黒澤明の『羅生門』(1950年)だったりする訳だけれども、後半は香港映画『友は風の彼方に』(1987年)のほぼほぼ丸パクリw
そういった元ネタをビミョーなところから持ってくるところもなんだか渋谷系っぽいのだが、それはおそらく世界でたまたま同時多発的に起きたサブカルチャーの潮流だったんだろうなと。
そいでもって久しぶりに観て気がついた点をひとつだけ。それは「見せない演出」。
パトカーで駆けつけた警官を二丁拳銃で撃ち殺すMr.ホワイト(ハーベイ・カイテル)。で、そのどさくさに紛れて実はMr.オレンジ(ティム・ロス)は瀕死のMr.ブラウン(クエンティン・タランティーノ)の事を撃ち殺しているよね。カットは割られていないけれど。

それとラストのハーベイ・カイテルとティム・ロスの熱いBLシーン(コラコラw)。これも最後、おそらく警官によって射殺されたであろうMr.ホワイトがMr.オレンジに向けて引き金を引いたがどうかは はっきりと描かれてはいない(寄りの画になったため)。

『パルプ・フィクション』とか『キル・ビル』ぐらいまで行っちゃうと ちょっとあざとい演出や なめ切ったパクリ(笑)も出てくるのだが、予算や時間が無い中で如何にスマートに見せられるかにこだわった『レザボア・ドッグス』の方が今観るとグッと来るな、ウン。
★★★★☆







