かーやん☆ブログ

僕は選曲家でも音楽係でもありません。DJです。

2024年03月

藤子・F・不二雄 生誕90周年記念 映画併映作傑作選


現在アマプラで展開している「藤子・F・不二雄 生誕90周年記念 映画併映作傑作選」をまとめてドドッと鑑賞。
何せ1本40分ほどの劇場用短編集なのでサクサク観られて楽しい。その中でもオススメの作品をダイジェストでご紹介。参考になれば。

『チンプイ エリさま活動大写真』
本郷みつる監督作品。かーやんがF作品で 一番好きなのがチンプイ。
そして「映画中の映画」という最も好きな題材。これはもう見るっきゃない。
ちなみにエリさま役の林原めぐみは本作が主演デビュー作。
★★★★☆

『エスパー魔美 星空のダンシングドール』
クレしんで名を上げた原恵一監督劇場用アニメ作品デビュー作がコレ。まるで往年の松竹映画のような めっちゃリアルな青春群像劇。これはもう子供が見るアニメではない。原監督の優しい視点が見どころ。必見。
★★★★☆

『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』
いかにもドラえもん的なドタバタ劇。終盤の海洋サスペンスの件はちょっと長く感じたけど、ミニドラがとにかく可愛く面白かった。
★★★☆☆

『のび太の結婚前夜』
これも子供が見るアニメじゃないw のび太の優しさに全女子が惚れる名作。
これは近未来の話で舞台設定が現在に近いので そこも鑑賞ポイント(だがキャッシュレス決済はまだ無いw)。
★★★★☆

『2112年 ドラえもん誕生』
この中で一番のオススメがコレ。未見は方はまずはこれから。原作コミックとは異なるドラえもん誕生譚が実に楽しい。
まるで『ターミネーター』のように製造ラインで大量生産されるドラえもんが笑えるw
★★★★★

で、どの作品にも言えるのが 藤子・F・不二雄先生の「SF(すこしふしぎ)マインド」に溢れているという事。おそらく今月いっぱいまではやっていると思いますので是非。

カルメン故郷に帰る


木下恵介監督作品『カルメン故郷に帰る』観了。

日本初の長編カラー映画として知られている本作だが、当時 日本のカラーフィルムはまだまだ信頼性の高いものではなかったので(光量もモノクロフィルムの4倍も必要だった。だからオールロケ作品なのだ)、なんと保険のためにモノクロフィルムでも同時に撮影していたという。つまりワンショットで2回撮影をしている訳だから手間も2倍、映画2本分だw なので今観るとデジタルリマスター版でも発色がおかしい。だがカラー映画だからこそのこだわりなのだろうか、高峰秀子の衣装は眩しいほど鮮やかだ。

そして本作はビックリするぐらい引きの画が多い(かといって舞台劇的な演出とも異なる)。肝心な(エモーショナルな)シーンで画が寄らないのだ。きっと木下恵介監督は人間そのものを描く事よりも「人間模様」の方に興味があったのだろう。

今観るとツッコミどころ満載な映画にも取れるが…いやいや、鼻で笑って観ちゃイカン映画ですよ、コレは。
芸術家気取りで、ど田舎の故郷に意気揚々と凱旋するストリッパーのリリィ・カルメン(高峰秀子)を現代の自己顕示欲丸出しのインフルエンサーなんかと重ね合わせるのは容易だ。木下恵介はそうしたギャップをコメディとして撮ったのかもしれないが、そういった意味では素直に笑えない。そして「芸術とは何か」というテーマを芸術(映画)をもって描いている点も非常に興味深い。カルメンの父役の坂本武は木下監督のある意味分身なんだろうな(どことなく木下恵介と顔が似ているw)。

笠智衆の美声(詩吟)と見事な一本背負いが見られるだけでも一見の価値有りw

★★★☆☆
 
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